2018/9/28
狂犬病
狂犬病は、ウイルス性の人獣共通感染症。水などを恐れるようになるため、恐水病とも呼ばれます。潜伏期間を経て発症しますが、発症後の死亡率はほぼ100%。現在も有効な治療法は発見されていません。
対処法
有効な治療法はありません。しかし、日本では狂犬病の予防接種が義務づけられており、1950年代を最後に狂犬病は発生していません。
フィラリア症
蚊によって媒介される感染症です。10~30cmほどのフィラリア虫が心臓や肺動脈に寄生し、心臓の働きを弱めます。物が詰まったような咳をしたり運動をいやがったり、あるいは血尿が出たりしている場合、フィラリア症を疑いましょう。
対処法
フィラリア症は蚊が活発に活動する夏場に多く、特に何も対策しないと約40%の確率で感染してしまいます。そのため予防接種を受けることが大切です。またすでに感染している場合は、薬物療法や外科的手術が考えられます。
犬ジステンバー
ジステンパ-ウイルスによる感染症です。感染犬の排泄物が空気中に舞い散り感染します。非常に死亡率が高いので注意が必要です。高熱や嘔吐、下痢などの症状があればジステンパーを疑いましょう。
対処法
ジステンパーもほかの病気と同じように予防接種を受けることで防げる病気です。しっかり予防接種を受けましょう。なおすでに発症している場合は、早期段階で免疫血清の投与を行います。