お知らせ・コラム

猫の病気と対処法

ウィルス感染症
鼻炎のような症状が出るウイルス感染症。くしゃみや鼻水、喉の炎症などが出てきたら、このウイルス感染症を疑いましょう。症状が軽い場合は自然治癒しますが、免疫力が低い子猫の場合は治療を行いましょう。

対処法
直接効く薬は多くありません。内科的治療や食事（難しい場合は点滴）により体力を維持し、治癒へと導きます。なお多頭飼いの場合はほかの猫にうつらないよう、別の部屋へ離しましょう。


急性・慢性腎不全
腎臓の働きが急激に低下し、食欲不振や嘔吐、尿量の激減といった症状が出ます。腎臓自体に問題がある場合、心筋症や尿石症などにより引き起こされる場合があります。ひどい場合には、けいれんや昏睡状態といった尿毒症の症状が現れ、命を落とすこともあります。
また、食欲があるのに痩せてきた時、心不全、糖尿病、甲状腺の異常の場合は亢進症の疑いがあります。

対処法
発症後すぐに治療を行うことが大切です。日頃から猫の体調に目を配り、食欲不振や嘔吐、尿量の激減といった症状が出たらすぐにご相談ください。尿毒症が発症している場合は、点滴や毒物の排出を行います。